1. 山・ハイキング中の対応
- 慌てず、静かに距離を取る。背中を見せず後退。
- 走らない・大声を出さない。(追跡・威嚇を誘発)
- 声や音で人がいることを知らせながら後退。
- 母グマ+子グマは特に危険。絶対に近づかない。
- 万一襲われたら:→ 両腕で頭部を守り、うつ伏せで丸まり「防御姿勢」
- クマ撃退スプレー(カプサイシン)を携行。射程3〜5m、顔(目・鼻)に全量噴射。風向き注意。
2. 住宅地・市街地での対応
- 子ども・ペットを家に避難。自分も屋内へ。
- 絶対に近づかず、距離を取る。
- すぐ自治体または警察へ通報。
- 駆除は専門機関の仕事(一般人が行うのは違法)。
- 生ゴミ・果樹・ペットフードなど誘引物を屋外に置かない。
3. 子ども・高齢者など弱者の安全確保
- 単独行動を避ける(特に子ども)。必ず複数で行動。
- 熊鈴・ラジオで音を出して人の存在を知らせる。
- 子グマを見ても絶対に近づかない(親グマが最も危険)。
- 高齢者は急な動きを避け、ゆっくり後退。
4. 装備と使い方(重要ポイントだけ)
クマ撃退スプレー
- 唐辛子成分(カプサイシン)。
- 攻撃を受ける瞬間のみ使用(近距離 3〜5m)。
- 全量を一気に噴射。
- ホルスターで素早く取り出せるよう準備。
熊よけ鈴
- 常に音を鳴らしながら歩く。
- 早朝・夕方は音の届きが弱く過信は禁物。
ラジオ・ホイッスル
携帯電話・無線
5. 近年の被害状況と自治体の指針
- 人身被害は全国で過去最多レベル(2023年以降増加)。
- 東北・北陸を中心に被害多数。
■ 最重要ポイント(覚えるだけで安全度が上がる3つ)
- 走らず、背中を見せず、静かに距離を取る。
- 子連れのクマには絶対に近づかない。
- 予防は“音を出す”“誘引物を置かない”“スプレーを準備”。
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