「何を書けばいいかわからない…」を解決する | G-news:ごてんばニュース

「何を書けばいいかわからない…」を解決する

日本人が“文章の型”を学ぶと一気に伸びる理由

日本の教育は「正解を当てる力」は伸びますが、
・自分の意見を作る
・理由を言語化する
・筋道立てて説明する
といった“アウトプット型”の訓練はどうしても少なめです。

さらに、日本の国語教育は「道徳的に正しい読み取り」を重視する傾向があり、作者の気持ちや「模範的な答え」を探す力は伸びる一方で、自分の視点で考え、文章として組み立てるトレーニングはどうしても不足しがちと言われています。

そのため、文章を書くときに「何から書けばいいかわからない…」という悩みが生まれやすいと言われています。

でも実は、文章の“型”さえ覚えればすぐ改善します。(留学すると、この差が本当にわかりやすいですよ! 海外では小学生から「意見 → 理由 → 反論」を出す練習が日常です。)

今日は“日本人が特に相性の良い”文章フレームを16個ご紹介します。


1. PREP法(結論 → 理由 → 例 → 結論)

日本人が最も使いやすい王道の型。最初に結論を言うので読み手もストレスがありません。

例:
①結論:このカフェはおすすめです
②理由:作業しやすく集中できるから
③例:席が広くWi-Fiも速い
④結論:だからおすすめです


2. SDS法(要点 → 詳細 → まとめ)

「とりあえず短く伝えたい時」に便利な型です。

例:
①要点:今日のイベントは大盛況でした
②詳細:参加者150名・年代は〜、こういう声があった
③まとめ:次回は◯月に開催予定です


3. 5W1H(When / Where / Who / What / Why / How)

情報漏れを防ぎたい時に使う型。
特に日本人は「Why(なぜ)」が抜けやすいと言われています。


4. SCQA(状況 → 変化 → 問題 → 解決)

ロジカルに「読ませる力」が強い型で、外資コンサルがよく使う手法です。

例:
S:SNSの閲覧時間は年々増えている
C:しかし、投稿の伸びは減少傾向
Q:なぜ伸びないのか?
A:○○が不足しているから、△△を改善する


5. 結論 → 根拠 → データ(論理型)

論理的に「説得したい」時に強い型。

  • 結論:SNSの投稿頻度を上げるべき。
  • 根拠:接触回数が増えると好意度が上がるから。
  • データ:心理学の単純接触効果。

6. 主張 → 反論 → 再反論(ディベート型)

意見の強度が増す型。

  • 主張:型を使うべき。
  • 反論:型は堅苦しい。
  • 再反論:むしろ型がある方が自由に書ける。

7. 問題 → 原因 → 解決(Problem → Cause → Solution)

原因分析の基本型。

  • 問題:会議で意見が出ない。
  • 原因:事前準備がない。
  • 解決:アジェンダ共有と個別メモを導入。

8. 三段論法(大前提 → 小前提 → 結論)

論理展開を強化したいときに便利。

  • 大前提:アウトプットの量は成長を加速させる。
  • 小前提:日本の教育はアウトプットが少ない。
  • 結論:だから「意図的にアウトプットの場」を作るべき。

9. FIA(事実 → 解釈 → 行動)

日報やPDCAでよく使われる、感情に流されない型。

  • 事実:今日のミーティングで意見が出なかった。
  • 解釈:発言準備が不足していた可能性が高い。
  • 行動:次回は論点を事前共有する。

10. 過去 → 現在 → 未来(ストーリー型)

自己紹介・SNS投稿に強い“ナラティブ型”。

  • 過去:話すのが苦手だった。
  • 現在:今は講師をしている。
  • 未来:次は子ども向け講座を開く。

11. 悩み → 共感 → 解決策(共感ストーリー)

マーケティング文章で非常に強い型。

  • 悩み:文章がまとまらない。
  • 共感:私も昔そうでした。
  • 解決策:「型」を使うと一気に整理できる。

12. Before → After → How(変化提示)

ビフォーアフターで説得力が増す型。

  • Before:文章に30分かかっていた。
  • After:いまは10分で書ける。
  • How:型とテンプレートを使った。

13. PASONA(問題 → 親近感 → 解決 → 提案 → 絞り込み → 行動)

日本の広告で最も有名なフレーム。

  1. 問題:投稿ネタが思いつかない。
  2. 親近感:私も同じだった。
  3. 解決:型を使うだけで解決した。
  4. 提案:今日から使えるテンプレがある。
  5. 絞り込み:SNS発信したい人限定。
  6. 行動:テンプレをダウンロード。

14. QUEST(問題 → 理解 → 具体化 → 解決 → 行動)

ビジネス文章で扱いやすい型。

  1. 問題:なぜ意見が出ないのか?
  2. 理解:否定を恐れている。
  3. 具体化:発言が偏っている。
  4. 解決:小グループを導入。
  5. 行動:次回の会議で試す。

15. Q&A法(質問 → 回答)

FAQ・解説記事に最適。

  • Q:どうすれば文章力が伸びますか?
  • A:まず型を使い、構造から書くこと。

16. ギャップ法(常識 → 反転 → 本質)

読者の注意を一気に引く型。

  • 常識:文章はセンスが必要だ。
  • 反転:実はセンスより技術の方が重要。
  • 本質:構造(型)を覚えれば誰でも書ける。

まとめ:日本の教育では“型”が武器になる

日本の教育は「論理の型」を学ぶ機会が少ないだけで、型さえ覚えれば誰でも急成長できます。
文章はセンスではなく“技術”。しかも今日からすぐ使えます。

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