データが人質に?ランサムウェアから身を守る、意外と知らない5つの新常識 | G-news:ごてんばニュース

データが人質に?ランサムウェアから身を守る、意外と知らない5つの新常識

あなたのデータは、常に狙われている

大切な写真や仕事のファイルが、ある日突然開けなくなったら?ランサムウェアとは、データを「人質」にとって身代金を要求する悪質なプログラムです。その手口は年々巧妙化しており、従来の対策だけでは不十分かもしれません。ここではサイバーセキュリティの専門家が警鐘を鳴らす、今すぐ実践すべき5つの新常識を分かりやすく解説します。

新常識1:脅威は暗号化だけではない。「二重の脅迫」という巧妙な手口

ランサムウェアの脅威は、もはや単にデータが使えなくなるだけではありません。近年主流となっているのが「二重の脅迫(ダブル・エクストーション)」です。

  • 第1の脅迫:データの暗号化 — PCやサーバー内のデータを暗号化し、アクセス不能にします。
  • 第2の脅迫:データの暴露 — データを外部へ盗み出し、「身代金を払わなければ機密情報を公開する」と脅迫します。

これにより、業務停止だけでなく顧客情報や知的財産の漏えい、信用失墜、法的責任問題にも発展する可能性があります。

新常識2:身代金の支払いは「最悪の選択」である

万が一感染してしまっても、最も重要なルールは「身代金を支払わない」ことです。データを取り戻したい一心で支払っても、復旧が保証されるわけではありません。また、支払いは犯罪組織の資金源となり、新たな被害を生む温床になります。

新常識3:感染源はすぐそばに:請求書を装うメールや「うっかり」クリック

ランサムウェアの侵入経路は私たちの日常に潜んでいます。特に注意すべきは次の3つです。

  1. フィッシングメール:請求書や宅配不在通知を装った添付PDFや不審リンク。
  2. 脆弱性の悪用:OSやソフトウェアを最新にしていないことによるセキュリティホール。
  3. 外部メディア:提供元不明のUSBメモリなどを安易に接続すること。

これらは職場でも家庭でも、子どもでも起こりうる身近なリスクです。

新常識4:最強の防御策は、ネットワークから切り離した「バックアップ」

バックアップはランサムウェア対策の要ですが、ただコピーを取れば良いわけではありません。重要なのはバックアップ保管環境を通常のネットワークから物理的/論理的に切り離すことです。具体的な運用例:

  • バックアップ用の外付けHDDや別PCは、バックアップ取得時のみ接続し、完了後は必ず切断する。
  • クラウドを使う場合はバージョン管理やアクセス制御を適切に設定する。
  • 定期的にバックアップからの復元テストを行い、実際に復旧できることを確認する。

隔離されたバックアップがあれば、身代金を支払わずに業務復旧できる可能性が高まります。

新常識5:感染を疑ったら最初の10秒で:まず「ネットワークから切断」する

PCの動作が急に重くなった、見慣れないファイルが増えた──そう感じた瞬間、まず行うべきはネットワークからの切断です。具体的には:

  • Wi-Fiをオフにする、またはLANケーブルを抜く。
  • 可能なら電源を切らずにシャットダウンではなくネットワーク断を優先する(状況により指示が異なるため、組織の手順に従う)。
  • その後は、勝手にファイル操作や復元を試みず、情報システム部門や外部専門家に相談する。

この数秒の対応が、ネットワーク全体への感染拡大を防ぎます。

Top
error: Content is protected !!