SECURITY PARADIGM SHIFT
日本のサイバーセキュリティは
日本のサイバーセキュリティは
なぜ「守るだけ」では足りないのか
「100%防ぐ」から「攻撃者の自由度を奪う」レジリエンス思考へ
❌ 従来のモデル
境界型防御(城壁モデル)
- 基本思想: 外からの侵入をファイアウォールやVPNで100%ブロックする
- 現実の盲点: パッチ未適用のVPNや委託先(中小企業)を経由して破られる
- リスク: 一度突破されると社内LANを自由に横移動(ラテラルムーブメント)される
- 連鎖被害: 取引先へ被害が波及する「サイバードミノ」の発生
⭕ 現代のモデル
侵入前提・レジリエンス(自由度制限)
- 基本思想: 侵入される可能性を前提に、内部での被害・行動を極小化する
- 対応策: アカウント権限の最小化、ネットワーク隔離、常時監視(EDR/MDR)
- 狙い: 攻撃者の移動コストと手間を極大化し、目的達成を阻害する
- 事業継続: データ保護と迅速復旧(BCP)による早期事業再開
1
IT人材のベンダー偏在
日本のIT人材の約7割がSIerやベンダー側に集中。自社内に技術知見が蓄積せず「外注丸投げ」「ブラックボックス化」が発生しやすい構造。
2
20年越えのレガシーシステム
基幹システムの多くが20年以上前の設計のまま延命。つぎはぎ改修により自社のIT資産や脆弱性を自社で把握できていない。
3
減点主義と「停止」の過絶
「1分1秒のシステム停止も許されない」過度な保守性が、機器再起動を伴うセキュリティパッチ適用や根本刷新を先送りさせる。
CHECK 1
どこから侵入される可能性があるか?(ASMの活用)
自社やグループ会社がインターネット上に露出しているIP・VPN・機器を客観的に可視化・把握する。
CHECK 2
侵入された場合、どこまで到達できるか?(アクセス制限)
最小権限の徹底、多要素認証(MFA)、ネットワークセグメンテーションにより横移動を遮断する。
CHECK 3
異常をどれだけ早く発見できるか?(早期検知・EDR)
侵入を前提として端末やログの挙動を常時監視(MDR/SOC運用)し、潜伏期間を与えない。
CHECK 4
被害をどこで止められるか?(局所化・即時隔離)
不審な挙動を検知した際、対象端末やアカウントを自動的・即座にネットワークから切り離す。
CHECK 5
どれだけ早く事業を復旧できるか?(オフラインバックアップ)
暗号化攻撃を受けない分離環境へのバックアップ保存と、定期的な復旧トレーニングの実施。




