SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と公式サイト(ウェブサイト、ホームページ) | G-news:ごてんばニュース

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と公式サイト(ウェブサイト、ホームページ)

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と公式サイト(ウェブサイト、ホームページ)での投稿内容は、それぞれが持つ役割と特性に基づいて大きく異なると言われています。

SNS

「瞬間的な出会い」と「情報の拡散」
が得意で、多くの人に気軽に情報を届けたり、ユーザーと双方向のコミュニケーションを取ったりするのに適しています。

公式サイト

「長期的な信頼構築」と「詳細な情報の提供」
が得意で、企業の正式な情報源として、真剣度の高いユーザーに対して信頼感を与え、具体的なアクションを促す役割を担います。

両者を連携させることで、SNSで興味・関心を喚起し、公式サイトへ誘導して詳細を理解してもらい、信頼を深めた上でアクション(購入や問い合わせ)につなげるという相乗効果を最大化できます。

特徴 SNS投稿 公式サイト(Webサイト)投稿
役割 拡散・接点づくり、リアルタイム性の高い情報発信、ユーザーとのコミュニケーション
信頼構築・詳細情報の提供、アクション(購入・問い合わせ)への導線設計、企業(ブランド)の「資産」となる情報蓄積
情報形式 短文、画像、動画が中心。カジュアルで親しみやすい表現。タイムリーな情報。
詳細なテキスト、構造化された情報、網羅的なコンテンツ。フォーマルで信頼性の高い表現。
情報の流れ フロー型:情報がタイムラインで流れ、すぐに埋もれやすい。速報性・即効性が高い。 ストック型:情報が蓄積され、検索等により長期的に閲覧される。情報の資産化。
主な内容 最新ニュース、イベント告知、キャンペーン情報、ユーザーとの交流、舞台裏(企業の日常)、ブランドの「人となり」を示す情報。
会社概要、サービス/製品の詳細、料金プラン、導入事例、IR情報、採用情報、公式かつ永続的な情報、お役立ちコラム(SEO対策)。
情報量 制限があり、簡潔。 大量かつ網羅的に掲載可能。
集客方法 フォローやアルゴリズム、シェアによる偶発的な接触、能動的な発信。 SEO(検索エンジン最適化)による能動的な検索での流入、受動的な待機。
リスク プラットフォームの規約変更やアカウント凍結・削除のリスクがある。 ドメインとコンテンツは自社の管理下で安定性が高い。

SNS投稿は手軽で効果も感じやすい反面、そればかりに注力してしまうと、公式サイトの持つ以下の重要な役割が欠けてしまいます。

信頼性の確保

SNSは情報が流れていく「フロー型」で、公式な情報源としては弱いです。企業の詳細な概要、利用規約、セキュリティポリシーなど、信頼を担保する「ストック型」の情報は公式サイトでしか提供できません。

情報の資産化

公式サイトのコンテンツ(特にSEO対策されたコラムなど)は、検索流入を通じて長期的な資産となりますが、SNSの投稿は時間が経つと埋もれてしまいます。

最終的な行動導線

詳細な商品購入やサービスへの申し込み、正式な問い合わせなど、具体的な「コンバージョン(成果)」につながる導線設計は、公式サイトのほうが圧倒的に優れています。

結論

投稿者がSNSを優先するのは理にかなった面もありますが、企業のWeb戦略としては、SNSで「接点づくりと拡散」を行い、公式サイトに誘導して「信頼構築とアクション」につなげる、という両輪での運用が不可欠です。

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